入院しているのですが、入れ歯の調子が悪いです。なんとかなりませんか?

入院中に入れ歯の調子が悪くなったといった場合、ご飯をおいしく食べられないことで不便さを感じてしまうことも多いといえます。しかし、最近入院中でも歯科治療が可能な場合も増えてきました。京都市伏見区でも、病院によっては訪問歯科を受診することが可能な場合があります。

訪問歯科とは、医療機関で患者さんを診ていた歯科医や歯科衛生士が通院困難な人を訪問して歯科治療を行う医療活動です。京都市伏見区でも最近は訪問歯科診療を積極的に行う歯医者も増えています。

訪問歯科は、歯科医院に行けない状態の人にこそ歯の治療が必要であるという考え方に基づいて行われています。疾患がある人ほど口腔ケアを行うことが難しく、より治療が必要な状態になりやすいと考えられるのです。そのため、京都市伏見区でもでも訪問歯科診療対象となる人は通院困難な方となっています。例えば、高齢者の方で要介護認定の方などは、歯を診てもらいたくても不自由なため、通院できない人が多くいます。また、入院している人も病院に歯科などがなければ通院は難しいといえますので、対象となります。体に障害がある場合も通院が難しくなってしまいます。

通院困難な場合に多いといわれているのが、食べられないことに困っているというケースです。食べられない原因は、入れ歯の不調や破損などで、入れ歯に不調を抱えている場合が多いといわれています。訪問歯科診療では、虫歯や歯周病などの治療、入れ歯の作製や入れ歯の修理、口腔ケア、口腔機能のリハビリテーションなども行われています。治療費用には医療保険や介護保険が適用されています。

入院中に入れ歯の調整を受けたいといった場合には、入っている訪問業者があるかどうかをまずは確認してみてください。もし、入っていることが確認されれば入れ歯調整のため歯科受診をすることが可能になります。

また、歯科が併設されている総合型病院に入院している場合は、そのまま歯科を受診することができたりするので、まずは入院している病院に聞いてみるようにしてみましょう。

訪問歯科が受けられる場合、訪問をしてもらうため、治療費に加算がつきます。1割負担の場合なら、京都市伏見区でも800円~1000円ぐらいの加算がかかるといわれています。普通に歯医者さんに行く場合にはこの費用は掛かりませんが、訪問してもらうため最低でもそれぐらい割高になるといえます。

退院が近いなら、退院してから受診するという方法もありますが、退院の日がそれほどすぐでない場合には、訪問歯科を受診できるか確認しましょう。その場合には、入れ歯の調子を診てもらいたいということを事前に伝えておくようにしましょう。