こんなお困りごとはありませんか?
いくま歯科医院の患者さまの中には30代、40代、50代と比較的年齢の若い方がたくさんいらっしゃいます。年齢もさることながら、特に女性だと「入れ歯をしていることを周りに知られたくない・・・」と見た目を気にされることももっともなことです。失った歯を補い、見た目が良くて、しっかりと噛める治療法として最近では、全国の歯科医院でインプラント治療が欠損補綴(歯がない場所を補う治療)の第一選択として注目され、盛んに行われています。うまくいけばベストの治療ですが、安易な考えでインプラント手術を行ったために、 患者様が負担をしいられるケースも少なからずあります。
当院では、無理なインプラント手術は避けて、“適材適所”の、安全で患者様に納得していただける 治療をご提案いたします。
①軽い材質で作る。
保険の材料で作る入れ歯は重いため、噛むという動作に負担を与えます。
一方、自費の入れ歯で使用する材料には、保険の材料の約1/4の重さのものを使用します。主に、チタン、コバルトクロムという素材が利用されます。
②薄い材質で作る。
口の中は、髪の毛が1本入るだけで不快感があるほど敏感です。このため、自費の入れ歯で使用する材料の場合、保険のものに比べ約1/6の厚さの薄い材料を使用します。下の画像を見て頂けると一目瞭然だと思います。保険の材料で作った入れ歯(左)、自費の材料で作った入れ歯(右)の比較をしています。
③食べ物の温もりを感じられる。
入れ歯を入れると、温かい・冷たいといった食べ物の温もりがとても感じにくいです。
食べ物の温もりは味覚に大きな影響を与えます。このため、保険外の入れ歯では温もりを感じられる材料(専門的に表現すると、熱伝導率の高いもの)を使用します。
④目立たない工夫
入れ歯をひっかける針金は、見た目にも悪く心理的な悪影響を及ぼす場合があります。自費の入れ歯では、この針金を見えないようにする仕組みがあります。
⑤自分のアゴの高さに合った、ミクロ単位の調整
合う入れ歯を作るために一番重要なのは、手間をかけた調整です。
自費の入れ歯の場合には、ミクロン単位に及ぶ緻密な調整を行うことで、自分にぴったりと合った入れ歯をつくることが可能です。
■部分入れ歯(パーシャルデンチャー)
部分入れ歯は1歯欠損から1歯残存までの症例に使用します。保険の入れ歯と自費の入れ歯に分けられ、診療内容や材料によって変わります。入れ歯は人口歯と支える支台から構成され、さまざまな材料により特性が変わってきます。
また、固定方法は金属のバネ(クラスプ)を残った自分の歯(残存歯)にかけて行います。自分の歯を削らないことはメリットですが、違和感があったり食べ物が詰まりやすい難点があります。
機能性・審美性の観点から大きな差がでるのが支台の材料ですので、以下に特徴をご説明いたします。
① レジン床(レジンプラスチック)
ごく一般的な材質で安価に作れるメリットがあります。
②金属床(コバルトクロム・18金・チタン)
レジン床よりも費用はかかりますが、比較すると軽い・薄い・丈夫などと多くのメリットがあります。金属である とで熱伝道がよいので、食べ物の温かさが直接的にわかり、味覚障害が少ない(味が分かり易い)といえます。金属によって、より生体親和性が高かったり、アレルギーリスクが極端に少なかったりと特徴があります。
■ノンクラスプの部分入れ歯
部分入れ歯の一般的なカタチから金属のバネ(クラスプ)を取り除いた形式のものをノンクラスプと言います。
ノンクラスプは、金属製のバネの代わりに、レジンの支台部分で支え固定します。年齢が若ければ若いほど顕著ですが、入れ歯の一番の悩みは他人が口元を見たときに視認されてしまうことです。ノンクラスプで入れ歯を作ることの最大のメリットは見た目(審美性)に大変優れていることです。
適用には残った自分の歯(残存歯)のアンダーカット(歯の出っ張り)があるか等、条件を考慮しなければなりません。