総入れ歯なのですが、入れ歯安定剤は使っても良いでしょうか?

【総入れ歯なのですが、入れ歯安定剤は使っても良いでしょうか?また、出来れば使い方や注意点についても教えて下さい。】

入れ歯安定剤には対別するとパウダータイプ、クリームタイプ、クッションタイプ、シートタイプの4種類があります。パウダータイプとクリームタイプの安定剤は薄くよく伸びるので、噛み合わせへの影響も少なく、顎骨に対する影響という点でのリスクは低いといえます。パウダータイプはデンチャーの土手の部分を少し水で濡らして、土手の部分に入れ歯安定剤を振りかけて使用します。クリームタイプの場合は、デンチャーに3カ所くらい少量塗布して使用します。はみ出したクリームはぬぐっておきましょう。

一方で、クッションタイプとシートタイプの入れ歯安定剤は、使用することで噛み合わせに影響を与える可能性が非常に高いため、長期間の使用には注意が必要です。シートタイプ入れ歯安定剤の使用方法は、シートをあてがい、シートを濡らしてシートをデンチャーに当て込みます。次にデンチャーより、はみ出した部分をカットし、指でデンチャーになじむように伸ばして使用します。クッションタイプの安定剤は、豆粒くらいをとり、顎の歯の土手の部分を埋めるようにして、指で形を整え、水に濡らして使用します。

クッションタイプの粘着性の高い入れ歯安定剤は顎に慢性的なダメージが加わるというリスクがあって、顎の土手が著しく吸収して無くなってしまうという現象が起こることが指摘されています。

もし、歯科医院で製作したデンチャーが痛かったり、合わなくなったと思われた場合は、作製してもらった歯科医院に相談するようにしましょう。そのことがデンチャーと長く付き合うためのポイントといえ、いくま歯科医院でも定期検診時に入れ歯の調整や安定化をはかることができます。

また、京都市伏見区のいくま歯科医院では、使い心地や審美性の高さといった点でメリットのある保険外のデンチャーを作成することができます。いくま歯科医院へは、近鉄京都線桃山御陵前駅から徒歩9分、京阪本線伏見桃山駅からも徒歩8分でアクセスでき、京都市伏見区外の南区や下京区、宇治市などからも患者さんにお越しいただいております。